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甲子園の土を優勝校も持ち帰る?持ち帰る理由と持って帰った後の土の使い道

夏の風物詩といえば甲子園で行われる全国高校野球選手権大会!

勝者にも敗者にも熱いドラマがあり毎年日本中の感動を集めていますが、印象的なシーンといえばやはり負けたチームが試合終了の挨拶後にグラウンドの土を袋につめるシーンでしょう。

地面に這いつくばり、涙ながらにスパイクシューズの入っていた袋に土を集める姿はわたしたちの胸を打ちます。

そんな高校球児の姿ですが、テレビでは 優勝校の球児が甲子園の土を持ち帰る姿を見ることがありませんよね。

甲子園の土は負けた高校だけが持ち帰るのでしょうか。

ここでは、テレビでは見ることが出来ないけど優勝校も甲子園の土を持ち帰るのか、また、持ち帰る理由と持ち帰った後の土はどうしているのかについて調べてみました。

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甲子園の土を優勝校も持って帰るの?

さてここで気になるのが優勝校もグラウンドの土を持ち帰るかどうかということ。

優勝するほどのチームですから土を持ち帰るのは敗者のすることとして敬遠するのでは?とイメージしてしまう方もいらっしゃるかと思います。

しかし・・・実は優勝した彼らの中にも土を持って帰る人が多いようです!

テレビには映りませんが優勝セレモニーが終わった後に優勝校が土をかき集めるための時間がしっかり設けられており、自分や知人への甲子園土産としているようです。

優勝旗を持ち帰るとはいえ、やはり自分の手元になる記念のものが欲しくなるということなのかもしれませんね。

選手の中には自分のスパイクについた土にこそ価値があると考え、土を集める代わりにシューズを拭かずそのまま袋に戻して取っておくというひともいるそうです。

まさに甲子園を駆けた証ともいえますね。

甲子園の土を持ち帰る理由は?

選手たちが甲子園の土を持ち帰るのはそもそもどうしてなのでしょうか?

もちろんテレビで見たり、先輩がそうしていてからということもあると思いますが彼らなりにも色々な理由をもって持ち帰っています。

まずは「記念」として。

甲子園は出場するだけでも名誉なことです。

地方予選を含めて全国で4,000校近い高校の生徒たちがしのぎを削って聖地・甲子園を目指します。

そんな挑戦を達成した自分を称えるという意味で土を記念品としているわけです。

次に挙げられるのは、甲子園の土を踏めなかった他の部員たちのため。

野球は9人でプレーするスポーツですが、ここまでくるには補欠やベンチにも入れない仲間たちの支えがあってこそ。

学校によっては集めてきた土を広げて部員たちが変わり番に踏みしめて、自分たちの健闘を称えるのだとか。

土を持ち帰る伝統の祖とも言えるのは昭和33年に沖縄代表で出場した首里高校と言われています。

甲子園で奮闘した証として、当時はアメリカが占領していた故郷に持ち帰ろうとしましたが検疫で弾かれてしまい結局持ち帰ることは出来なかったそうです。

その後首里高校の部員が砂を持ち帰ることを出来なかったことを知ったキャビンアテンダントが、甲子園の石を代わりとしてプレゼントしたのだとか。

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甲子園の土を持って帰った後は?

甲子園の土を持ち帰ったあとは次の大会の出場を目指す後輩たちの士気を高めるために学校のグラウンドに撒く学校もあるようです。

自分たちが出て終わりではなく、高みを目指して欲しいという願いが込められているわけですね。

地方大会直前の壮行会などで土を撒き、この土をまた甲子園に取りに行こうと団結を新たにする学校もあるようです。

もちろん家族や隣近所の方へのお土産として配るということもあるようです。

小さめの瓶に詰めて「甲子園」のラベルを貼り、日ごろの応援への感謝として渡すのだとか。

甲子園の土を植木鉢に混ぜてイモ類などの野菜を育てて食べるというユニークな選手もいるようです。

またこれはちょっと残念な話になりますが、近年は持ち帰った土の一部をメルカリ等のフリマアプリで売りに出す部員もいるようでネット上ではちょっとした炎上騒ぎに発展しまった事件もありました。

出場から時間が立ち父親になってからもずっと身近な場所に飾っておく部員もいます。

野球少年になった子供が友達を連れてこっそり甲子園の土をさわったりすることもあるようで、次の世代が甲子園を目指すきっかけにもなっているようです。

努力の結晶ともいえる甲子園の土はどれだけ時が流れても様々な形で出場した本人や仲間、家族にも影響を与え続けているのでしょう。

まとめ

甲子園の土は優勝校も毎年、持ち帰ります。

甲子園の土を持ち帰る理由は、甲子園の出場記念として、また、これまで一緒に戦ってきたけどベンチ入りできなかった部員のため、あとは、周りの皆さんへのお土産などにするためです。

甲子園の土を持ち帰った後は、学校のグランドに撒いたり、士気を高めるために使われたり、使い方は様々です。

ひと夏のドラマが繰り広げられる夏の全国高校野球選手権大会。

普段、野球に興味のない方も高校野球には熱くなりますよね。

甲子園の土についても様々なドラマが隠されているんですね。

高校生活の熱い戦いが毎年楽しみです。

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