毎年、お盆が近づくと「盆供」という言葉を目にしたり耳にする機会が増えますね。
あなたは「盆供」の意味を知っていますか?
また、盆供とともに「盆供料」という言葉も目にしたり耳にすることも多いことでしょう。
ここでは、盆供と盆供料とは?どんな意味があるのか?説明します。参考になさって下さい。
盆供とは?その意味について
盆供とは、どんな読み方をするのか知っていますか?
これは「ぼんく」と読みます。
盆供(ぼんく)は、日本の伝統的な行事であるお盆(ぼん)において、先祖や亡くなった家族の霊を供養するために行われる食事のことを指します。
お盆は仏教の行事であり、故人の霊が一時的にこの世に帰ってくるとされる時期です。この期間中に家族は、亡くなった人々の霊を迎え、敬意を表すために盆供を行います。盆供では、特別な食事や料理が用意され、家族や親戚が一緒に集まって食事をします。
盆供では、ご飯、おかず、果物、お菓子、飲み物などが一般的に供えられます。地域や家庭によって異なる習慣や好みがありますが、基本的には故人が好んだ料理や、地域の伝統的な料理が盛られることが多いです。
盆供は、故人の霊に感謝の気持ちを表すと同時に、彼らが安心して過ごせるようにするためのものです。家族や親戚が一緒に食事をすることで、先祖への思いを共有し、絆を深める機会となります。
盆供は、日本の文化や宗教の一環として、多くの家庭で大切にされています。
盆供料とは?その意味について
「盆供(ぼんく)料」という言葉は、一般的に使われている言葉ではありません。
「盆供料」で検索してもその言葉自体が出てくることはありません。
おそらく お盆にお供えするための料金を指して「盆供料」と呼んでいるのではないかと私は考えます。
お盆の供養のためにかかる費用として
・仏壇にお供えするお花、果物、食事、飲み物など
・お盆にお参りに来られる親戚や知人との食事代
・御仏前に対するお返しの品代
などが挙げられます。
また、お盆にお経をお願いするときのお布施も「盆供料」の一部だと捉えられています。
「お布施(おふせ)」は、主に仏教や寺院に対して行われる寄付や奉納のことを指します。
仏教では、修行を助けるために布施(ふせ)を行うことが奨励されており、信者は金銭や物品を寺院に寄付したり、僧侶に直接渡したりします。
本来、「お布施」と「盆供料」とは、異なる文脈と目的を持つものです。
お布施は仏教の宗教的な行為であり、修行や利益を追求するための寄付です。一方、盆供料は盆の行事において亡くなった家族や先祖を供養するために用意される食べ物や飲み物です。
まとめ
盆供とは日本の伝統行事で お盆に先祖を迎えるにあたり 食べ物や飲み物を用意し供養するためにお供えすることです。
盆供料という言葉自体は存在しませんが、一般的に、盆供にかかる全ての料金について「盆供料」という言葉が使われているのではないでしょうか。
盆供料の中にはお盆にお寺や住職に渡すお布施も含まれていることもあります。
お盆の時期は地域によって違いもありますが、ご先祖様や亡くなった故人の霊を迎え入れ家族の絆を感じる日でもありますね。
今年のお盆も家族みんなでご供養できると良いですね。
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