卒園式の謝辞を頼まれたとき、謝辞をどのように書いていいのか悩みますよね。特に、書き出しの季節を表す挨拶、何と書けば卒園式にふさわしいのでしょう。
ここでは、卒業式の謝辞の時候の挨拶、当日、雨になっても困らないようにあめが降った時の時候の挨拶、さらには、締めの言葉を例文を交えながらご紹介します。参考になさってください。
卒園式の謝辞の時候の挨拶
卒園式の謝辞は、保護者の方からお世話になった園や先生方に贈る感謝の言葉ですよね。
基本的には「導入(父母代表として挨拶するという説明)」、「時候の挨拶」、「卒園式開催にあたっての感謝の言葉」、「園での生活を振り返ってのエピソード」、「園関係者(先生方)への感謝の言葉」、「子供たちの今後への言葉」、「締めの挨拶」、「日付、氏名」の流れに沿った文章の構成になります。
構成の中でも「時候の挨拶」はどのような文章が良いか悩みますよね。
時候の挨拶は、季節や気候、天候などに合わせて心情や季節の雰囲気を表す言葉で、文章の導入に続く礼儀文です。日本独特の表現方法ですね。季節ごとによってお決まりの時候の慣用句もありますが、季節感を感じさせる言葉を自分なりの表現で書くと良いでしょう。
卒園式の謝辞ですから、そこまで硬い文章ではなく、その年の気候や冬から春に向かう気持ち、子どもたちの成長と巣立ちなどを念頭に置いて考えてみてはどうでしょうか?
例としては、
「柔らかな春の日差しの中で桜の花が待ち遠しい季節になりました。」
「春の訪れとともに子供たちの巣立ちの時が」
などが挙げられます。質問者さんご自身がこんな表現の文章であれば言いやすいし、相手側も聞きやすく想像しやすい、と感じる文章が良いですね。
卒園式の謝辞の時候の挨拶で雨が降った場合
卒園式の謝辞は「暖かな春の日差しをうけ、この佳き日に卒園を迎えました園児の父母を代表して、僭越ながらご挨拶させていただきます。」といったあいさつ文から始まることが多いですよね。
卒園式当日がとても春らしい天気であれば何の問題もない相応しいあいさつ文ですが、残念ながら雨が降っていたり、どんよりとした曇り空だった場合にはちょっと格好がつきませんよね。卒園式当日の天気はどうなるかわかりませんから、当日の天候に左右されないあいさつ文を考えておくと良いと思います。
「雨」というと寒さや冷たさを連想しやすく、そのまま言葉を使ってしまうとハレの日にはあまりふさわしくない文章になります。表現としては、「雨が上がったら必ず晴れる」「雨が降るから植物は育つ」「雨のあとに虹が出る」など雨が降ったからプラスになることを想像して文章にすると良いイメージとなります。
例文としては
「一雨ごとに春めいて参りました、今日のこの佳き日に」
「春を告げる桜のつぼみに恵の雨となる、今日この佳き日に」
などが挙げられます。
基本的には春らしい天気を想定して文章を作成し、万が一雨が降ってしまった場合には、該当部分のみを置き換えて話をする、という方法が良いでしょう。
卒園式の謝辞の締めの言葉
卒園式の謝辞の締めの言葉は、お世話になった園や先生方に最後に改めて感謝の言葉を伝える大切な部分です。基本的には「お礼の言葉」「園への激励」「親の抱負」「子どものこれから」などの要素を盛り込むことが多いです。
定番の文章の例は以下のような文です。
よく聞く言葉ですよね。きちんとした場に相応しい締めの挨拶文です。しかし、卒園式はもう少し肩ひじ張らず気持ちが伝わる文章にしても良いと思います。
例えば、
「3年間、子どもたちを我が子のように慈しみ、大切に育てて下さり、本当にありがとうございました。」
など先生への感謝の気持ちを全面に出した文章にすると、気持ちも十分に伝えると思います。
のように親としてのこれからの抱負を述べても良いかもしれません。
また、卒園後もつながりを持ち続けたい気持ちを込めて、
という文章にしても良いでしょう。
締めの言葉に決まった文章はありませんから、感謝の気持ちを乗せて、自分の思いが伝わる文章を作成してくださいね。
卒園式の謝辞の書き方や服装については次の記事が参考になりますよ。
保育園の卒園式の謝辞の例文と書き方はこちら!適した服装は○○○
卒園式で謝辞を読む時の服装はコレ!ふさわしいのは礼服?着物?
まとめ
卒園式の謝辞の時候の挨拶、雨が降った場合、締めの言葉についてご紹介しました。参考になったでしょうか。
卒園式は子供が大きくなって手がかからなくなるのと同時に親の元から一歩巣立っていく感じがします。これまで母親にべったりだった子供が一人で小学校へ登校する姿を想像すると晴れやかな気持ちとここまで無事に育ってくれた感謝の気持ちなど、いろんな感情があふれ出てしまうものですね。
これまで一緒に子供を見守り育ててくださった先生方に感謝とお礼が伝わると良いですね。卒園おめでとうございます!
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