約1900年の歴史をもつと伝えられている古社である府中の大國魂神社は、武蔵国の護り神として大國魂大神を祀った社です。八基の神輿と日本一の大太鼓が繰り出す例大祭は、「くらやみ祭」とも呼ばれ、毎年多くの人でにぎわうことでも有名ですよね。
厳かな雰囲気が漂う境内は緑も多く、パワースポットとしても人気があります。結婚式も行われており、人生の節目に訪れるのにふさわしい場所です。
今回は、府中の大國魂神社で購入できるお守りについて、販売場所や時間、お守りの種類、値段についてお伝えします。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
大國魂神社のお守りはいつでも販売されてる?
大國魂神社には大國魂命が御祭神として祀られています。大國魂命は武蔵国の地主神として、また縁結び・厄除けのご神徳があるとして崇敬を集めています。
お守りも厄除け守りや縁結び守りが有名です。特に厄除け守りはデザインが少し変わっているため、お守りの中でも人気があり、購入するために遠方から訪れる人も少なくないようです。
大國魂神社の参道から、中雀門を抜けると見えてくる拝殿の隣にある「授与所・待合所」にてお守りの授与を行っています。建物の上部に大きく「御祈祷受付所」と書いてあるので、わかりやすいと思います。
普段はこちらの授与所でのお守りを購入することができますが、初詣などの人手が賑わう際には本殿周辺に臨時の授与所が設けられるようです。
大國魂神社の開門時間は、4月1日~9月30日→午前6時~午後6時、10月1日~3月31日→午前6時30分~午後5時となっています。そのうち、授与所にてお守りを購入することができる時間は「午前9時~午後4時30分」までです。
基本的にお休みの日はありませんので、開門時間かつ授与所が開いている時間内であれば、いつでもお守りを購入することが可能です。大國魂神社の公式ホームページには、参道の歩き方から身の清め方まで丁寧に説明されていますので、きちんと参拝をして御祭神に挨拶をしたあとで、お守りを購入するようにしてくださいね。
大國魂神社のお守りにはどんな種類があるの?
厄除け・縁結びにご利益がある大國魂神社には、全部で15種類ほどのお守りがあります。その中でも有名なのは、厄除け守りや縁結び守りです。自分がどんなご利益を受けたいかによって手にするお守りは変わってくると思いますが、種類がたくさんあって悩んだときには、授与所にいる宮司さんに聞いてみると、丁寧に教えてくれますよ。
今回はたくさんあるお守りの中からいくつかを紹介しますね。
まずは厄除け守りと八方厄除け守りです。厄除け守りは赤色と青色の2色展開となっています。
この大國魂神社の厄除け鴉のお守りが欲しいの… pic.twitter.com/pfa3wqJzC4
— 椎さん (@_halulu_) 2019年3月29日
大厄・前厄・後厄にあたる人は厄除け守り、八方除の年にあたる人は八方厄除け守りが良いでしょう。この2つのお守りは色は異なりますが、デザインは同じです。大國魂神社の象徴である五穀豊穣・悪除防除の意味の「からす扇・からす団扇」のからすがデザインされています。
縁結びのお守りは貝のモチーフが付いた根付状のもので、縁結び貝お守りが人気です。
今日は家でまったりとしています。
先日お参りさせていただいた大國魂神社で頂いたお守りを見て、魂の字の「鬼」の頭の点がないことに気づきました。ネットで検索しても理由がわからず…(´・ω・`) pic.twitter.com/l8QfUcZf8f— 玖海@⛩️🙏📿📖御朱印 (@tckm_thanx) 2019年3月24日
貝の片割れのように、その人にぴったりと合うお相手が見つかりますようにとの思いが込められています。素敵ですよね。一つ一つが手塗なので模様が異なります。ぜひお気に入りの模様を探して出してくださいね。
また、縁結び守りはその他にも、大國魂大神ゆかりの因幡の白ウサギをあしらった「縁結御守」があります。こちらは袋状になったいわゆるお守りの形をしています。
その他にも、病気平癒守や安産袋守り、十二支守りなど多くのお守りがありますので、足を運んだ際にはぜひ見てみてください。
大國魂神社のお守りの値段
大國魂神社のお守りは全部で15種類ほどありますが、いずれのお守りもサイズは小さめとなっており、初穂料(お値段)もそこまで高いものはありません。有名な神社のお守りは中には高額な初穂料が必要となるものもありますから、手に入れやすいのは嬉しいですよね。
ここではすべてのお守りは紹介できませんが、いくつかのお守りをピックアップしてご紹介します。
家相、地相、方位、日柄等からくるすべての悪事災難を取除くお守りである「八方厄除け守り」は初穂料500円です。からすがデザインされた凝った造りで、目を引くお守りです。同様に「厄除け守り」の初穂料も500円となっています。
貝のモチーフが付いた根付タイプの「縁結び貝お守り」は初穂料500円です。因幡の白うさぎがデザインされた「縁結袋守」は初穂料700円と少しお高めになっています。
病気や身体のお守りはいくつか種類があります。病気平癒のご利益が得られる「病気平癒守」は初穂料500円、身体安全の「身体守り」は初穂料300円と500円の2つがあります。大國魂神社は身体安全・病気平癒の御利益があるので有名ですから、こちらのお守りもおすすめです。
また、大國魂神社は安産祈願やお宮参りに訪れる人も多い神社です。あの北条政子も安産祈願をしたと言われています。安産のためのお守りは「安産守り」と「安産袋守り」があり、いずれも初穂料は300円・1000円となっています。
参拝をして何か御利益をお願いした場合には、その御利益を常に身につけておけるように、お守りを購入して手元に置いておくと良いですね。
まとめ
さて今回は、府中の大國魂神社で購入できるお守りについて、販売場所や時間、お守りの種類、金額についてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
大國魂神社には本当にたくさんの種類のお守りがあります。自分にあったお守りを選んでくださいね。また、お守りは必ずお焚き上げをしてもらいましょう。
大國魂神社では神社で受けたお札・お守りは開門時間内であれば毎日おたきあげを行っていますから、希望する方は授与所または社務所の方に申し出てくださいね。
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