子供のクラス役員やクラブ活動の役員になると何かと文書作成の機会がありますよね。
文書を作成しているときに、「アレ?!この言葉はこのような使い方であってる?」
と、不安になることはありませんか。
そんな言葉の一つに「出費多端」という言葉があります。
色々な集金のお願い文書で「出費多端」という文字を目にしたことがある方も多いはずですよね。
「出費多端」という文字が入った文書を受け取る側はそんなに深くは考えずに読み流しますが、文書作成側からすると間違った語句は使いたくないものです。
では、「出費多端」の意味と読み方、また、例文について見ていきましょう。
出費多端の意味は?
それでは、早速、「出費多端」の意味を調べてみることとしましょう。
「出費」と「多端」の2つの語句に分けて一つずつ調べていきますね。
「出費」の意味は、
・費用を出すこと、また、その費用
次に、「多端」の意味ですが、
・複雑で多方面にわたっていること。また、そのさま。
・事件や仕事が多くて忙しいこと。また、そのさま。多忙。多事。
・仕事や用件が多くて忙しい・こと(さま)。
・複雑で多岐にわたっている・こと(さま)。
(出典:goo辞書)
このように出ました。
出費と多端を重ね合わせた意味として、費用を出す用件が多岐にわたっている、または、費用を出す用件が多くて忙しい。
ということになりますね。
状況として、あちらこちらに出費することが多くて大変という状態が想像できますね。
出費多端の読み方は?
出費多端の読み方は「しゅっぴたたん」です。
出費多端とは難しく考えないで そのまま漢字を読めば大丈夫です。
意外と、「しゅっぴたたん」ではなく難しい読み方があるのではないかと思っている方もいるのではないでしょうか。
そのままの「しゅっぴたたん」で正解ですよ。
出費多端の例文を紹介します!
それでは、出費多端の意味や読み方が分かったところで、どのような時に出費多端と使えば適切な使い方なのか、例文を見ていきましょう。
・出費多端な折から誠に恐縮ではございますが、○○の趣旨にご賛同頂き、ご支援を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
・出費多端な折、誠に恐縮ではございますが、何卒ご理解とご協力を賜り、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
・就きましては、出費多端の折、誠に恐縮でございますが、当事情をご勘案賜りまして格段のご理解とご協力を頂けますようここに懇願申しあげる次第でございます。
・さて、○○会費を徴収したいと思います。何かと出費多端の折とは存じますが、よろしくお願いいたします。
例文をいくつかご紹介しましたが、いろんな言い回し方がありますね。
出費多端の意味の取り方によっては、出費は忙しいや出費で忙しいと捉える方もいらっしゃいます。
そういう方にとっては、上記のような例文では意味がおかしくなってしまいますね。
その場合は、「色々と出費が嵩む(かさむ)折」の方が、意味が自然に伝わりますよ。
まとめ
出費多端の言葉の意味や読み方、例文についてみてきましたが、いかがでしたか。参考になったでしょうか。
文書を作成する側としては、自分でもきちんと理解できる言葉を使いたいものです。
意味や読み方、例文を知っておくと、その言葉が正しく使われているかの判断がつきますね。
なるべく 自分と周りの人が理解できる言葉遣いで文書を作成するのが基本ですね。
子供の学校やクラブ活動の役員のお仕事は本当に大変ですよね。
なかでも、文書作成に頭を悩ます方も多いですね。
参考になれば幸いです。
コメント