夏が近づくとお盆の季節です。7月だったり、8月だったり地域によって日程の違いがあるかと思います。
しかし、場所は違っても盆供のお返しのマナーの基本は同じです。
ここでは、盆供のお返しののしの書き方や金額の相場、また、お返しの品物選びのポイントについてご紹介します。参考になさってくださいね。
盆供お返しののしは?
盆供のお返しでは、お返しの品にのしをつけることが一般的です。
白地に白黒または、白黄の結び切りの水引きののしを使用します。蓮の花が描かれているのしは仏教の場合に使用できます。
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のしの上半分に、「志」と書きます。下半分には、贈り主の名前を記載します。
内のしと外のしとふた通りののしのつけ方がありますが、郵送で送る場合は内のし、お参りにいらした際に直接 手渡しする場合は外のしが良いでしょう。
盆供お返しの金額相場
盆供のお返しの金額の相場は頂いた金額の3割から5割程度です。
したがって、1万円の御仏前に対しては3,000円から5,000円、五千円の御仏前に対しては1,500円から2,500円程度です。
故人との関係で親戚は5,000円から10,000円、知人やお友達については3,000円から5,000円程度の御仏前やお供物をいただくことが多いので それに見合ったお返しを考えておくと良いでしょう。
お盆までにある程度の必要個数のお返しを準備しておくと 急なお参りのお客様にも対応できて安心ですね。
盆供お返しの品物選びのポイント
盆供のお返しの品物選びのポイントは消えもの、そして、日持ちがするものを選ぶことです。
消えものとは消費してなくなる物、例えば、食品や日用消耗品などです。食品は日持ちがしない生物や、昆布や鰹節などお祝い事で使われるなどは避けましょう。
食品ではそうめんやゼリー、水ようかんなどが 夏の涼しげな食品としてお返しに選ばれています。油や調味料のセットも良いですね。
また、日用品では 洗濯用洗剤や台所用洗剤をお返しする方が多いです。
盆供に対しての感謝の気持ちを込めてお返しできると良いでしょう。
盆供のお返しの品物に迷ったら下記のページを参考になさって下さい。
まとめ
盆供のお返しののしは必要
のし紙は白地に白黒、または白黄の結び切りの水引き
のし紙の上部に「志」、下部には送り主の名前を書く
盆供のお返しの金額の相場はお供えいただいた金額の3割から5割程度
盆供のお返しの品物は消えもので、食品ならそうめんやゼリー、日用品なら洗剤など
最も重要なのは、お返しを通じて故人やご家族の感謝と敬意を伝えることです。心のこもったお返しができると良いでしょう。
盆供については次の記事も参考になさって下さいね。
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