みなさんは初詣や合格祈願などで神社にお参りに行った時お守りを購入したり安産祈願などで頂いた時に、そのお守りってどうしてますか?ずっと大切に持っている人もいらっしゃるかもしれませんが、実はお守りは願掛けをしたことが成就したら授かった神社に返すのが正しいしきたりなのです。
私もお札は毎年初詣の時に返納してお焚き上げをしていただいていたのですが、お守りを返納することは知りませんでした。でも、長女の合格祈願に太宰府天満宮でお参りした時に、神職の方に無事合格したらお守りを返納してお礼参りをすることを教えて頂きました。
そこで今回は、私が太宰府天満宮で実際にお守りを返納した方法や一般的な返納方法、郵送もできるのか、また、お守りを返納する古札納所についてお話します。
太宰府天満宮のお守りを返納するには?
お守りはなぜ返納しなければならないのでしょうか?
実はお守りというのは、神様の魂を少しだけあの小さな袋に分けて貰って身に着け、神様に見守っていただいくというものなのです。分かりやすく言えば、神様の小さな分身がお守りの袋の中に入って見守って応援してくださっている、という感じでしょうか。
でも、その小さな神様は1年間という有効期限やお願いが成就した時にそのお役目を終えるのです。ですから、1年間見守り続けてくださった小さな神様を元の場所にお返ししてお礼をする、それがお守りを返納する目的なのです。
では、実際にはどのように返納したらよいのでしょうか?
お守りは、願掛けをしたことが叶った時またはお守りを授かって1年経ったら返納します。太宰府天満宮では1年中お守りの返納を受けつけているそうで、ぴったり1年後という決まりはなくいつでも返納に伺って良いそうです。
また、何年も経った古いお守りも返納して大丈夫なので、お家に古いお守りがある方も神様へのお礼も兼ねて神社にお守りを返納しに行ってくださいね。
ちなみに私の長女はゴールデンウイークに太宰府天満宮に合格祈願に伺って、年内に志望校に合格したので、年末にお礼参りをした時にお守りを返納しました。
太宰府天満宮では、合格した時に行う「学業お礼詣り」という奉告祭(神様にご報告とお礼を申し上げる式)を執り行ってくださいます。その申し込みをする時にお守りを授かる場所(授与所)で名前や住所、合格した学校を書く用紙と初穂料と一緒にお守りを返納しました。
この時の初穂料は太宰府天満宮では決まっておらず、一般的には5,000円から10,000円くらいを納めると良いとされています。長女の時もその範囲内で納めました。
太宰府天満宮のお礼参りについては次の記事が参考になりますよ。
また、「学業お礼詣り」を申し込まない場合や交通安全や厄除けなどのお守りを返納する時は、太宰府天満宮の敷地内にある「古札納所(こさつおさめしょ)」という所に返納する方法もあります。これに関しては後程詳しくお話しますね。
太宰府天満宮のお守りを返納する時は郵送でも大丈夫?
太宰府天満宮は県外から観光に訪れる人も多く、その時にお守りを授かったりお土産でお守りをいただいたりする人も多いと思います。あまりに遠くて直接お守りを返納することが難しい場合はどのようにしたら良いのでしょうか?
太宰府天満宮では、郵送でのお守りの返納を受け付けて下さっています。次の住所に「お焚き上げ希望」とかいた封筒に入れてお守りを送って返納してください。
太宰府天満宮 学業係
お守りを郵送返納する時に初穂料はなるべく納めるようにしましょう。太宰府天満宮では、金額は決まっておらず「お気持ちで」と明記してあります。一般的にお守りを返納する時にはお守りを購入した時と同じ金額を納めるので、太宰府天満宮にお守りを郵送返納する時もお守りの金額を目安に現金書留で初穂料を納めると良いでしょう。
太宰府天満宮ではお守りの返納をする時期は決まっておらず、1年中お守りの返納を受け付けてくださっているので、いつ返納しても大丈夫です。また、太宰府天満宮のお守りは近くの菅原道真が祀られている天満宮や神社に返納するという方法でも大丈夫ですよ。
太宰府天満宮のお守りを返納する古札納所(こさつおさめしょ)は?
みなさんは初詣などで古いお札などを返納する場所を見かけたり利用したりしたことはあるでしょうか?
その古いお札やお守りを返納する場所を「古札納所(こさつおさめしょ)」と呼びます。太宰府天満宮にも勿論「古札納(こさつおさめしょ)」があって、古いお札やお守りをそこに返納します。
太宰府天満宮の「古札納(こさつおさめしょ)」は、楼門の手前の手水舎の向かい側にあるのでそこにお守りを返納しましょう。返納する時の初穂料は「古札納(こさつおさめしょ)」に設置されている賽銭箱に納めます。
料金は決まっていませんが、一般的にはお守りと同じ金額を納めると良いとされています。しかし、初穂料は気持ちなので出来る範囲内の金額で大丈夫です。お守りを返納したら、必ず本殿でお参りをして神様に感謝の気持ちを伝えましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?太宰府天満宮では直接お守りを返納する方法だけでなく、郵送での返納も受け付けてくださるのできちんと返納してくださいね。
また、初穂料は気持ちですので、あまり考えすぎず無理なく出来る範囲内で納めるようにしましょう。そして、お願いが叶うまでずっと傍で見守って下さった小さな神様に感謝して、また新たに小さな神様をお迎えしてください。
太宰府天満宮のお守りにはいろんな種類がありますが、「うそ」と呼ばれるお守りが目を引きますよ。うそお守りは次の記事でご紹介しています。
太宰府天満宮のうそとは?鷽(うそ)お守りと鷽みくじってどんなもの?
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